赤畑渉(研究者)経歴やご家族、研究は?コロナウイルス治療の希望も?【サイエンスZERO】

こんにちは、社長の部下のマロニーです。

これを読んでくださっているみなさんも、インフルエンザや何かの病気の予防のために、ワクチン接種をしたことがあると思います。

(赤ちゃんの時などは特に、知らないうちに色々な予防接種を受けているものですよね^_^)

これまで予防・治療が困難だった病気・マラリアやデング熱、がんや認知症、アルツハイマー治療などに有効な、画期的なワクチン開発に取り組んでいる日本人研究者がいらっしゃいます。赤畑渉博士です。

(出典:https://www.bcnretail.com/)

赤畑渉博士は現在、米メリーランド州にご自身で創立した「VLPセラピューティクス」というワクチン開発製薬ベンチャー企業のCEOとして、副作用がなく安全性が高いワクチン開発に取り組まれています。

「病気になってから治すための薬」と違って、「病気にならないため」のワクチンは、どちらかというと縁の下の力持ち的な存在。

赤畑渉博士のご経歴などを調べてみると、お若い頃の経験がワクチンの研究開発に情熱を注ぐ原動力になっているエピソードや、「えっ?!」と思うような研究中の出来事など、興味深い話がたくさんありましたので、まとめてみました!

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赤畑渉博士のプロフィール

  • 赤畑 渉(あかはた わたる)
  • 1973年 広島県生まれ
  • 東京大学教養学部基礎科学科卒業
  • 1997年 京都大学大学院人間環境学研究科入学・HIVワクチンの開発に携わる
  • 2002年 京都大大学院博士号取得
  • 2002年 アメリカ国立衛生研究所(NIH)入所
  • 2012年 米メリーランド州に「VLP Therapeutics」(VLPセラピューティクス)を創設、CEOに就任

赤畑渉博士が研究・開発をしているワクチンは、「VLP」と呼ばれる、見かけはウイルスそっくりなのに、中がからっぽで遺伝子がない「抜け殻」を使った新しいワクチンです。

一般的なワクチンは、病原体を弱体化させたり、殺したりしたものが抗原で、副作用のおそれがあるものでしたが、人工的に作ったウイルスの形をしたからっぽの粒子(VLP)に、病原体の特定の部位だけをくっつけたものが抗原で、従来型のワクチン同様に身体の中に抗体を作らせる効果と、安全性を兼ね備えた画期的なものなのだそうです。

(デングウイルスを例にしたイメージ。右が赤畑渉博士が開発中の新型ワクチン)
(出典:https://www.asahi.com/)

赤畑渉博士のワクチン研究の原動力になっているものとは…?

赤畑渉博士は広島県ご出身。子供の頃、ご実家の尾道ではお父様がスーパーマーケットを経営していたそうです。

ところが、赤畑渉博士が高校生の時、お父様のお店が倒産してしまい、生活が一変してしまったとのこと。

大黒柱のお父様が無職になったということは、収入がない、お金がない……

この出来事で、家族の仲や、それまで当たり前に感じていた「幸せ」の原風景が崩れてしまったそうです。

その時に、赤畑渉博士は、今まで当たり前だった「普通の日常生活」というものがいかに大切で幸せなものであるかということに気づいたそうです。

研究者の道に進まれた後も、がん患者さんに「何がしたいか」を尋ねると、みなさんが「普通の日常生活を送りたい」と言うのを聞いたそうです。

「その一番大切な『普通の生活』をワクチンで取り戻すことができるのだったら」
「普通の人たちが普通に送る日常生活を守りたい」

そんな思いが、“縁の下の力持ち”であるワクチン研究の原動力になっているようです!

(出典:https://www.asahi.com/)

赤畑渉博士のご家族は?

赤畑渉博士には、とてもしっかり者?!にお見受けする奥様がいらっしゃいます。

ご両親が健在か、お子様などの情報は見つかりませんでした。

赤畑渉博士はもともと、大学教授になりたかったそうですが、ワクチン研究の過程で「起業」を勧められる機会があったそうですが、お父様の経営失敗で家族の仲が悪くなってしまったことがトラウマで、ぐちぐちと悩んでいらしたそうです。

そんな赤畑渉博士に、奥様は「そんなにぐちぐちしているんだったら、やったら!」と檄を飛ばしたそうです!😅

その奥様のストレートな言葉で、現在のベンチャー企業を起業する決心をされたそうですから、最高の伴侶と言ってもいいのではないでしょうか!😊

画期的な新しいワクチンの研究・開発の傍らで、いつも赤畑渉博士を支えていらっしゃる存在かと想像されます。

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赤畑渉博士は「ウイルスの声が聞こえた」?!

赤畑渉博士は、「ウイルスの声が聞こえた」と話す印象的なエピソードがあります。

まだVLPが完成していない、開発段階だった頃。

(出典:https://www.asahi.com/)

VLPを作ることができれば、いいワクチンになるのは明らかだったものの、開発は難航して苦心していたそうです。

その時に、「こうやったらできるんじゃないの?」と、ウイルスが語りかけてくるようなアイディアが閃き、研究仲間からは「そんな方法でできるわけない」と言われたものの、赤畑渉博士は実際にウイルスの声の通りにやってみたところ、本当にできてしまったそうです!

もしかしたらノーベル賞級の研究になるかもしれない、画期的なワクチン開発の裏には、ウイルスの声が聞こえる程の集中力を注いだ赤畑渉博士の情熱があるようです。

この出来事で、赤畑渉博士は「サイエンスを先に進めるには、理論と感覚の二つの方向からのアプローチが必要なんだ」と感じたそうです。

ワクチンの研究開発というと、理論づくめの世界のように思われますが、究極まで集中した時に「ウイルスの声」という閃きが舞い降りてきたのですね!その時は、もはや瞑想状態に近いほどだったのかもしれません…

2017-01-05 がん治療最前線 日本人が研究 ワクチン治療法とは? 赤畑渉博士 VLP Therapeutics

(3:12〜から、赤畑渉博士の研究の様子が紹介されています)

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新型コロナウイルスへの治療にも、赤畑渉博士の研究が役立つのでは?

現在、新型コロナウイルスの感染が世界的に広がり、大変な驚異となっています。

赤畑渉博士のワクチン研究が現在第一の目標にしているのは、マラリアの根絶だそうですが、

VLPという人工ワクチンにくっつける抗原を変えれば、様々な感染症に有効なものとなるそうですから、

赤畑渉博士の研究が、新型コロナウイルス治療に有効なものになると考えられなくもありません!

赤畑渉博士が大切にする「普通の生活」を送ることの幸せ

赤畑渉博士のワクチン研究の原動力になっている、「普通の人たちが普通に送る日常生活を守りたい」という思い。

私、部下マロニー、母親をがんで亡くしてもう25年程になります。

母親の患ったがんは、スティーブ・ジョブズや、伝説の力士・千代の富士の命さえ奪った、術後生存率が3%という、限りなく絶望的なものでした。

自分の病名を知った母が、

「来年の桜は見られるかな」と

つぶやいていたのを覚えています。

桜は春がくれば毎年咲くもの。春になればどこででも見られるもの。それが当たり前だったのが、病気を機に、母にとってはそれは「普通のこと」ではなくなってしまいました。

母は、翌年の桜を見ることは叶いませんでした。

「当たり前」で「普通の生活」がいかに幸せなものであるかというのは、それを失ってみるまでわからないものだということは、マロニーも身にしみて知っています。

健康な人は、病気になってみないと、健康であることのありがたさを知ることはありません。

赤畑渉博士のワクチン研究が、遠からず本格的に医療現場で採用される技術になり、多くの人の「普通に送る日常生活」を守るものになることを願わずにはいられません。

(出典:https://dot.asahi.com/)

コメント

  1. 荒谷たまみ より:

    素晴らしい発明。人類を幸福に導くたゆまぬ研究を貫いた赤畑さんに感謝します。

    • マロニー より:

      荒谷様

      記事をお読みくださりありがとうございます!
      赤畑博士の研究は本当に偉大なものだと思いました。実際に臨床の場で活用されるようになれば、多くの方々の命・「当たり前である幸せさ」を守るものになると思います。今流行中の悪いウイルスに対するワクチンも開発されうるかもしれません。ノーベル賞級の研究かも!
      コメントありがとうございました!

  2. 新井克典 より:

    サイエンスゼロを見て知りました。マラリアの世界初のワクチンを開発。アメリカでの治験を重ねて早く実現して頂きたいです。同時に今、世界を混乱させてる新型コロナウイルスのワクチンの開発を早急にお願いします。この発明はノーベル賞間違いないと確信しております。頑張って下さい。応援しています。

    • マロニー より:

      新井様

      コメントありがとうございます。
      新型コロナウイルスが日々蔓延する昨今、しばしば赤畑博士のワクチン研究のことを思い出しています。
      得体の知れない、正体不明の新型コロナウイルスを食い止める、治療可能な
      ワクチン開発に成功されたなら、私も同じく、赤畑博士の研究はノーベル賞ものだと思っています。
      もしかしたら、既に政府からワクチン開発の要請なども届いているのでは?などとも想像しています。
      かつてノーベル賞を受賞した田中耕一さん所属の島津製作所も、新型コロナの簡易検査キットの開発に着手しているそうですし、
      官民問わず、すぐれた研究によって、新型コロナウイルスの封じ込めが成功することを願わずにいられません。
      コメントありがとうございました!

  3. 沼田眞由美 より:

    ウィズコロナ生活を強いられている今日この頃,テレビ欄で、サイエンスゼロ ワクチン開発という文字を見つけ、録画してみました。ウィズコロナ生活前に放送されたものの再放送であることがテロップで流れ、内容もコロナとは関係ないものでした。しかし、マラリアのワクチン開発の話がとても興味深くコロナワクチン開発に通じるものがあり、とてもとても感動しました。ありがとうございます。

    • マロニー より:

      沼田眞由美様

      コメント頂きありがとうございます!
      テロップにあった通り、この記事を投稿した時には、まだ中国本土で市場が閉鎖された…など、対岸の火事が起きているような状況下だったと思います。
      赤畑博士のワクチン研究は、コロナウイルスワクチンにも応用されうるのでは?……と、ずっと期待しています。
      もしかしたら、日本の優秀な頭脳の持ち主ということで、国からワクチン開発の要請なども既にあったりしているのではないか?とも思ったりしています。

      「新しい生活様式」という名の通り、私達の生活はコロナが蔓延する前と後とで激変してしまいました。
      確実な効果のあるワクチンが開発されて、また以前のような、人と人とが近く接することを恐れずに済むような生活が戻ってくればいいなと願いつつ…
      赤畑博士のワクチン開発研究に、今後もひっそりと期待したいと思います。