こんにちは、社長の部下のマロニーです。
4/22の「ワールドビジネスサテライト」に
ノーベル化学賞受賞者の田中耕一さんが
久々にメディア出演。
現在猛威をふるっている新型コロナウイルスに
ついて語ります。
(出典:https://bunshun.jp/)
2019年3月、16年ぶりにインタビューに答える田中耕一さん
(ノーベル賞受賞時43歳の田中耕一さんも現在還暦60歳。
元々若白髪で、白髪が多かったそうですが、
ノーベル賞受賞前までは毛染めをしていたそうです。
毛染めを止めてからは、すっかり白髪のイメージが定着しました^_^)
コンテンツ
田中耕一さん、久々にメディア出演、コロナを語る
同じくノーベル賞受賞者の山中伸弥教授は
元医療従事者だけあって、
メディアやSNS、YouTubeなどで
積極的に新型コロナウイルスへの
注意喚起をなさっていますが、
田中耕一さんは医療の専門家ではないためか
メディアに出演してコロナウイルスについて
語るのは初めてかと思われます。
《動画1》
《続き・動画2》
ノーベル賞受賞後に、
「血液一滴で病気を診断する方法を開発する」
という目的を立てて研究に邁進し、
2014年には実際に、血液から
アルツハイマー病の原因物質を
検出できる段階に達し、同年4月からは
更に実用化を目指し研究を続けて
いらっしゃる田中耕一さんが、どのような
発言をされるのかが注目されます!^_^
《田中耕一さん略歴》
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田中耕一さん所属の島津製作所は新型コロナ検査キットを開発
田中耕一さんが勤務されている
島津製作所では、4月20日から
煩雑な手作業を省き、検査時間を半分にできる
「新型コロナウイルス検出試薬キット」を
発売されました。
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(出典:https://www.shimadzu.co.jp/news/press/)
プレスリリースによると
現状の遺伝子増幅法(PCR法)による新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の検出では、鼻咽頭拭い液などの試料(検体)からRNAを抽出して精製する煩雑な作業が必要です。これが多数の試料を迅速に検査する際の妨げになってきました。
本キットの使用によってRNAの抽出・精製工程が省けるため、検査に要する人手を大幅に削減でき、かつ2時間以上かかっていたPCR検査の全工程を従来の半分である約1時間に短縮できます。96検体用PCR装置を用いて、96検体を検査した場合でも1時間半以内で行えます。また、手作業を行わずに済むため、人為的なミスの防止にもつながります。
まだ発売から2日目でもあり、
このキットがどれ程の検査機関で
採用されているかはわかりませんが、
臨床検体を用いた評価では、
新型コロナの陽性・陰性の一致率は100%
なのだそうです!
煩雑さが難点でもあるPCR検査とも
併用する形で、多くの検査機関で
採用されていけばいいですね。
医療従事者の方々の負担も
軽減されるかと思います。
田中耕一さんの2014年の発見はコロナ予防にも応用される?
島津製作所が発売を始めた
新型コロナウイルス検査キットに
田中耕一さんの研究が応用されて
いるのかどうかは不明ですが、
田中耕一さんはノーベル化学賞を受賞した
質量分析技術を駆使して、
アルツハイマー病やがん等の原因とされる
タンパク質を、高精度に検出することに
2014年に成功されました!
ご自身が立てた目標・
「血液一滴で病気を診断する方法を開発する」
には、実用化にはまだ5、6合目だと
おっしゃっています(今年2月20日の
インタビューで)。
新型コロナウイルス肺炎は未知の驚異、
誰も本当のことがわからず、治療法もワクチンも
開発されていないことから、
長期戦になるとも予想されています。
日本が誇る偉大な頭脳・田中耕一さんが
現在取り組んでいる研究が、
遠からず新型コロナウイルスの
予防にも応用されることを願ってやみません。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。