こんにちは、社長の部下のマロニーです。
7月31日放送の「たけしのニッポンのミカタ」
「秋葉原に建つ古いお店は何?」で、
岡昌裏地ボタン店さんが紹介されます。
一昔前は電気街、今はオタクの聖地?の
秋葉原ですが、更にそれより昔は
江戸時代から古着の街で
明治から昭和にかけては繊維関係の
問屋街に変化。
紳士服をオーダーメイドで作る
テーラーさんや生地屋さんが
軒を連ねる、アパレルの街だったそうです。
今はすっかりテーラーのお店も
少なくなってしまったそうで
昔からあるアパレル系のお店で
残っている、数少ないお店の
岡昌裏地ボタン店さん。
気になる岡昌裏地ボタン店さんに
ついて調べてみました。
岡昌裏地ボタン店の場所はどこ?
岡昌裏地ボタン店 | |
住 所 | 東京都千代田区神田須田町2-15 |
電 話 | 03-3251-6440 |
岡昌裏地ボタン店さんの
建物の両側はビルに挟まれていて…
かなり趣深い外観ですね!^_^;
岡昌裏地ボタン店さん、創業は明治30年!
岡昌裏地ボタン店さんの創業は
なんと明治30年(1897)年!
現在の店主・岡武夫さん(75〜76?歳)の
祖父の代から、この場所で営業を
しているそうです。
岡武夫さんの祖父は、この場所で
古着屋を始めたそうですが、
戦後、岡武夫さんの父が、
周辺にラシャ(羅紗:裏地)屋が
増えたことで、裏地・ボタンの
お店に転向。
岡武夫さんは3代目にあたります。
岡昌裏地ボタン店さんは
主にテーラー(仕立て屋)さん相手に
裏地や糸、ボタンなどを販売していて
岡昌裏地ボタン店さんに買いに来る
テーラーは、主に
医者、弁護士、財界人、政治家の
スーツを仕立てているそうです。
創業120余年の老舗、さすが
テーラーからの信頼も厚いのでしょうね!
創業は明治30年の岡昌裏地ボタン店ですが
大正12年(1923年)の関東大震災の
時に建物が焼けてしまい、現在の
建物は昭和3年(1928年)に建て直された
ものだそうです。
今年で築92年!1階は店舗と
同じくらいの住居スペース、3階は物置の
総ヒノキの木造3階建の建物だそうで
3代目店主の岡武夫さんは、火気厳禁で
タバコは吸わないそうです^_^
岡昌裏地ボタン店さん、バブル期には「10億で売ってくれ」と打診も
岡昌裏地ボタン店さんが建つ
神田須田町は、交通の便が
良いことで、バブル期には
地価が高騰し、
「10億円で土地を譲ってくれないか」
との話もあったそうです!
結局、岡武夫さんの父は
土地を売らず、
今に至っているそうです。
バブル崩壊から
ずいぶん年月が
経った現在は、
土地の値段は1億円に
なったそうですが、
3代目の岡武夫さんも、
土地を売るつもりは
ないそうです^_^
最近の岡昌裏地ボタン店さんは…
とはいえ、岡昌裏地ボタン店さんも、
周囲に多くあったテーラーさんが
減ってしまい、最近は
アクセサリー制作をする
個人のお客さんを相手に、
ボタンなどを販売することも
あるそうです。
ちょっと気になるのが、
岡武夫さんに続く4代目は
いるのかな?…ということです。
「ニッポンのミカタ」の
番組内で何か語られるかも
しれませんね。
最近は既製品のスーツを着る人が増え、
スーツを仕立てて着る人は激減していると
思いますが、以前記事にしました、
銀座の老舗乾物屋のように、
本当にいいモノを取り扱うお店は
時代が変わっても続いていって
ほしいと思います。
最後までお読み下さり、
ありがとうございました。