こんにちは、社長の部下のマロニーです。
5月11日放送の
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」では
海外にもファンが多い、超一流の刀鍛冶・
吉原義人さんが紹介されます。
“天才刀鍛冶”とも呼ばれる吉原義人さん。
積極的な海外展開や、日本刀に関する
書籍の出版など、日本刀文化の普及にも
務めている、まさに日本刀の世界における
超一流のプロフェッショナルです。
吉原義人さんの経歴やちょっと気になる年収、
工房の場所や、吉原義人さんの刀を注文・
購入するのはどんな人?!…という
ソボクなギモン^_^;を調べてみました。
コンテンツ
吉原義人さんの経歴は?
吉原義人さん
https://www.nhk.jp/
|
吉原義人さんは、10代続く鍛冶職人の家に
生まれたそうです。
元々のルーツは茨城県だったそうですが、
吉原義人さんの祖父の吉原国家(くにいえ)さんが、
大正8年に「東京で一旗あげよう」と、
上京して東京・月島に鍛冶屋を開いたそうです。
(大正末期に、鍛冶工房は月島から
葛飾区へ移転)
「鍛冶」と一言で言っても、刀鍛冶の他、
鋏(はさみ)鍛冶や鉋(かんな)鍛冶など
刃物によって職人がいるそうですが、
吉原義人さんの祖父・国家さんは
刀鍛冶としてのセンスがよく有名になり、
以降、吉原義人さんの父、吉原義人さん、
吉原義人さんの弟・荘二さん、
吉原義人さんの息子の義一さんと、
刀鍛冶専門の鍛冶職人になったそうです。
刀鍛冶・吉原一家は、東京都の無形文化財にも
選ばれています。
吉原義人さんの息子の義一さんは
やはり天才と呼ばれる程、才能に
溢れた刀鍛冶だったそうですが
2018年にがんのため他界されたそうで、
後継者に、と決めていた息子さんに
先立たれた吉原義人さんは
かなりのショックを受けたそうです(´・_・`)
故・吉原義一さん
義一さんも、36歳という異例中の異例・史上最年少で「無鑑査」*に
なるなど、国内外から注目される現代最高峰の刀匠だったそうです。
https://www.makuake.com/
*無鑑査:ある特定の展覧会や団体などから、
過去の実績を元に「(主催者側の)審査・鑑定なしで
出品が可能」と認められること
その後、お弟子さんをとり、
吉原義人さんのお孫さん
(2020年時点で19歳)も、
高校卒業後に刀鍛冶の修行を始めたそうです。
吉原義人さんの作る日本刀は
“芸術品”と言われ、実績・受賞歴・経歴には
まさに顕著なものがあります。
《吉原義人さんの主な実績・受賞歴》
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吉原義人さんの年収は?
現代の超一流刀鍛冶・吉原義人さんの
年収はどれぐらいでしょうか?
吉原義人さんの刀は、平均で1本300〜400万円、
凝ったものになると、更に値段が上がるそうです。
また、年間に作れる本数は約24本ほどだそうです。
刀の売上だけを単純計算すると、7,200〜9,600万円と
なりますが、1本の刀を作るためのコストを考えると
原材料費や炭代だけで最低50〜60万円、
それに職人の人件費、技術料、工房の維持費が
必要になるそうなので、プロフェッショナルな
天才と呼ばれる超一流刀鍛冶・吉原義人さんの
年収は意外と控えめ?!なのかもしれません。
勝手な想像ではありますが、
吉原義人さんの工房の純利益は5〜7,000万位?
吉原義人さんの年収は1,000万円は下らないのでは?
…と思います。
一般人の収入と比較すれば、やはり
プロフェッショナルな年収でしょうね^m^
吉原義人さんの工房の場所は?
日本刀鍛錬道場(にほんとうたんれんどうじょう) | |
住 所 | 東京都葛飾区高砂8丁目17-11 |
電 話 | 03-3607-5255 |
吉原義人さんの日本刀の工房は、
メインの葛飾区の工房の他、
シアトルやサンフランシスコにも
あるそうです。
吉原義人さんの日本刀を注文するのはどんな人(誰)?
吉原義人さんは、あるインタビューで
「40年以上、刀鍛冶をやってきましたが、一度も注文が途切れることなく、ずっと忙しくさせてもらっています」
…と語っています。
これは私のソボクなギモンなのですが、
1本300〜400万円、あるいはそれ以上もする
「日本刀」。
戦前までは軍で使用することもあり、
一般的?なものであったと思いますが、
現代において、「日本刀」をわざわざ
注文・購入するのは、どんな人達なのでしょう?
調べてみたところ、「魔除け」や
「厄除け」の意味がある日本刀は、
「美術品」として、会社経営者や神社が
注文・購入することが多いようです。
また、ちょっと意外ですが、近年の
刀の注文は、日本刀独特の形の美しさ、
鉄の質感、刃紋の美しさに魅せられた
海外の日本刀ファンがほとんどだとのこと!
吉原義人さんの日本刀は「美術品」の
登録証がついているので、
銃刀法のような所持許可がなくても
所有できるそうです。
超一流刀鍛冶・吉原義人さんについて調べてみて
「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
紹介される、当代一の一流刀鍛冶・
吉原義人さんについて調べてみました。
現在は約20名前後のお弟子さんを抱え、
伝統的な日本刀の製法を後世に
伝えるべく尽力されているそうです。
また、才能に溢れ、後継者にと
考えていた息子さんが早世された
ことで、お孫さんを「本物の刀を
作れる職人に育てることが、
息子から自分に託された責務」だとも
考えていらっしゃるそうです。
お孫さんが一人前の刀鍛冶に
なるまで、吉原義人さんはまだまだ
現役を続けられることでしょうね!
「プロフェッショナル」の放送も
楽しみです^_^
最後までお読みくださり
ありがとうございました。